ビジネス講座 ~初歩の初歩~:仕事って何だ2020年01月25日 20:31

ビジネススキル初歩の初歩:仕事って何だ
仕事って何だ?

「社会的に貢献する」「経済基 盤」「生きがい」「人生そのもの」・・・など が世間一般的に言われているようです。

仕事の意味合いでどれが重要かは 各自それぞれで一つに絞れるものではないと思います。


でも、人生の大半の時間は仕事に 費やされるわけで、ただ漠然と言われるがままに働くのもつまらないと思いませんか?

一度、将来の自分(数年先の自 分)を考えて(想像して)仕事に取り組んでみませんか。


現在、企業の雇用制度は大きく変化しているよう です。

 ・「職種別採用」:採用してか ら配属を決めていましたが配属する職種に必要な能力を持った人を採用する

 ・「通年採用」:4月の一括採用ではなくて企業が 求める能力を持った人を年間を通じて採用する

 ・「仕事採用」:今までは「終 身雇用」を前提とした「会社」採用から「仕事」採用へ変化しています。

 ・「契約雇用」:制度が広がり,年間給与(年俸制)が広がって いる


このような社会的な変化に対して、以下のような仕 事への取り組み方をしたいものです。


仕事で真剣勝負する!

 仕事に対する真剣な姿勢は

 ・信頼を得る:職場、取引先か ら信頼を得て充実した仕事が可能になる

 ・評価が高まる:組織内で評価 が高まるとより大きな仕事を任されるとともに処遇も上がる

 ・能力が向上する:能力が磨か れ、実績がつくと社内外から仕事を任されて新しい仕事のチャンスが生まれる

 ・人脈が広がる:公私ともに交 友関係が広がり、さらに充実した生活が送れる


仕事には責任がともなっています。

組織の構成メンバーである自覚を持って仕事に取り組む

 ・チームワーク:1人で出来る仕事はありえませ ん。仲間とチームを構成して仕事は進められています。

 ・役割分担:チーム全員のこと を考えつつ、自分に与えられた役割は責任を持って果たすように意識します。

 ・協調性・効率性:メンバーと 協調することで仕事の効率を高めるように意識します。

 ・積極性:自分たちの創造性や 工夫を生かし、メンバーを巻き込みながら大きな成果を生み出しましょう

 ・達成感:達成感は自分たちの 働きによって上がった成果のみで味わえるものです。


組織の中にはいろいろな人が存在 しますが、全ての人がこれから説明するような高い意識を持っているとはかぎりません。

不幸にしてまわりの人達がそのよ うな状態であっても、それに染まらず自分自身の考えをしっかり持っていきましょう!

その職場内ではそれで通用するか もしれませんが、一歩外に出れば

変化の激しい現在では、一生同じ 会社で働くとは限らないと思います。

たとえ今の会社を離れても、今ま での仕事を通じて培った能力や経験を次に生かして働ける力を身に付けましょう!


いつも”問題ありません”の人2020年01月16日 21:09

上司や同僚から”問題ありませんか”と問いかけられた時に、いつも”問題ありません”と答える。
このような人は、例えば生産工程の空調が故障した時に生産に直接影響がないから”問題ありません”と答える。
それを受けた思慮が足りない上司も問題がなければ修理は後回しでいいと考えてしまう。
冷静に考えれば明らかにおかしい。空調しなくても問題がないのであれば工程に空調設備は必要ないわけであり、必要だから空調設備を設置しているわけである。
工程内で汗水たらして作業している人にしてみればとんでもないことである。
また、食品などを扱う工程では温湿度は品質に影響するので、”大問題”であり困ったことである。

問題とは何か  
「問題」はあるのではない。
誰かが「問題にする」ことによって,初めて「問題になる」もの。

だから,皆が大騒ぎして「問題になる」からといって,「問題にする」に値いしないことはある。
逆に,自分たちのミスを見ないふりし,なかったことにすることで,「問題にしない」ことはできかるかもしれないが,クレームがそうであるように,自分は問題にしたくなくても,顧客の方が「問題にする」ことで,「問題になる」だけである。

だから,「問題になる」前に「問題にする」ことが必要になる。例えば,
  「疑問」を「問題にする」 (問題にできる) 役割意識の主体性
  「不安」を「問題にする」 (問題にできる) 責任感
  「不足」を「問題にする」 (問題にできる) 顧客意識(カスタマーマインド)の先取り
  「不満」を「問題にする」 (問題にできる)
  「理想」を「問題にする」 (問題にできる) 目的意識・方向意識の視線
  「願望」を「問題にする」 (問題にできる) 感性
等々。これが“問題意識”である。

しかし,考えてみれば,こうして「問題にする」「問題」とは,自分の側に「~したい」「~あるべき」との思いがなければ存在しない。
~を実現したい,~をしたい,~しなくてはならない,~すべきだ,等々という思いがあるからこそ,現状を「問題」にすることができる。

だから,前提として,目的意識や自分自身のやるべきテーマ,果たさなくてはならない使命・役割等々がなくては話にならない
すなわち、”あるべき姿”と”現状”のギャップが”問題”に成り得る。

問題の感度や深度は,指向性(何について)があって初めて研ぎ澄まされる。
目的意識のないところでは,感度もセンスもアンテナも働かせようがない。 

どうすれば問題への感度を高められるか
 扇谷正造氏(https://ja.wikipedia.org/wiki/扇谷正造)は,問題意識を
 ①「空気にツメをたてろ!」
 ②原点に立ち返って問題を洗い直す
 ③煮詰めてモノをいろいろな角度から考える
と,された。「空気にツメをたてろ!」とは,あえて波風のないところに,波風を立てることと言ってもいい。
「意識的に問題にすること」とは,この意味である。
「原点に立ち返って」とは,何のために(目的),何をする(目標)ためなのかを洗い直せということだ。
「いろいろな角度から考える」とは,「タテヨコナナメ十文字」に考えることだ。
が、このアドバイスも、そもそもの目的意識が欠けていればから念仏に終わる。

「問題」への感度を高める
「問題意識」の感度を高めるとは,「当たり前」のこととして,「問題にしない」固定観念に流されないようにする
そのためには,次の3つの基本スタンスから始めなくてはならない。
 ①知っていることをアテハメない-「まてよ!」
  現状(いまあるもの),前提(いままでの経緯),条件(与えられた制約)を,鵜呑みにしない,
  そのまま当てはめない ⇒ 見えるままに見るな,知っているままに見るな
  「知っている」「わかっている」「やったことがある」という思い込みが一番まずい。
  わかっている!と思ったら,「本当にそうか?」と振り返らなくてはならない。

 ②別に答はないかと問い直す-正解はひとつではない
  問い方によって見え方が変わってくる-問い方が変われば正解は変わる。問いによって,
  分からない(知らない)ことが見えてくる,何が知らないことかが見えてくる。「答」がわかったら
  終わりではなく,出発点である。
  別の答を探さなくてはならないのである。 人の見つけた答をなぞって何が面白いか。

 ③キャッチボールする-(ヒトに,モノに,コトに)問い掛けてみる
  問わなければ,分からないことがある。問いかけて初めて,見えてくることがある。
  現場,現物,現実に当たる,誰かに問い掛ける,キャッチボールによって,情報の幅と奥行が
  現れる。
  3Mのポストイット開発をめぐる逸話で、シルバー氏が、接着剤を開発していて,貼っても
  すぐ剥がれてしまうものを創り出した。彼はそれを「失敗」とはみなさず、社内の技術者に、
  この特性を生かした使い道を考えてくれないかと主張し,それに応じて、いつも聖歌に挟む
  付箋に不便を感じていたフライ氏が、その使用方法として、ポストイットを発想したのである。

  ここには、大事なポイントが2つある。第一は、われず、何とかできないかと受けと
  める「聞く耳」をもっている人がいたということ。これが、③の趣旨である。「ブレインスト
  ーミング」はまさにキャッチボールを機能させるためのルール、つまり異見をいかに活
  かしていくかの仕掛けと考えるべきである。
  とすれば、何も何人かが集まらなくてはできないのではなく、こちらから、「これどう思う?」
  と問い掛けていく姿勢があれば、電話やEメールやインターネットのチャットがそのまま
  ブレインストーミングになっていく。
 
「問題」を掘り下げるスキル
 扇谷氏の,「煮詰めてモノをいろいろな角度から考える」で言う、多角的とは、タテヨコナナメ十文字にものが見れるかどうかということ。

その切り口は、次の4つに整理できる。

 ①視点(立場)を変える 
 いまの位置・立場そのままでなく、相手の立場、他人の視点、子供の視点、外国人の視点、
 過去からの視点,未来からの視点、上下前後左右,表裏など

 ②見かけ(外観)を変える
 見えている形・大きさ・構造のままに見ない、大きくしたり小さくしたり、分けたり合わせたり、
 伸ばしたり縮めたり、早くしたり遅くしたり、前後上下を変えたりなど

 ③意味(価値)を変える
 分かっている常識・知識のままに見ない、別の意味、裏の意味、逆の価値、具体化したり抽象化
 したり、まとめたりわけたり、喩えたりなど

 ④条件(状況)を変える
 「いま」「ここ」だけでのピンポイントでなく、5年後、10年後、100年後など

ここでいう、「変えてみる」とは,それを意識してみるという意味。
例えば、「視点を変えてみる」の,「視点を意識してみる」とは,「~と見た」とき,「いま自分は,どういう視点・立場からみたのか」と振り返ってみるということ。
そのとき,会社の立場で見たのだとすれば、それ以外の父親として見たらどうなるか、客の立場で見たらどうなるか,………など、別の視点にもうひとつは気づけるはずである。

その意識的な「問い直し」が、少なくとも問題意識の端緒であり、問題の感度を研ぎ澄ます出発点である。

是非、”問題にすべきこと”を”問題にする”ことができるようにしたい。

報告ができない人2020年01月14日 22:35

正しく報告ができない人にイラつきませんか。

報告はすればいいというものではない。
内容はもちろん重要であるが、報告するタイミングが重要。
良い結果の報告であってもタイミングが遅いと相手からは信頼されない。

結論を最初に、事実と推定(自分の考え)は区別して・・・、とかはとても大切なことであるが、
自分の仕事が終わるのを待っている人にとっては、”何時終わるのか”とか”遅れはないのか”などはとても気になることである。
自分が待っている立場だとして考えればすぐにわかると思う。

例えば何かのトラブル対応をしている時、トラブルが解決するのを待っている人は、今どんな状態なのかについて彼の上司などに報告しなければならない。
早々に解決する目途が立っているのであればそのように連絡したいだろうし、時間がかかるのであればそれなりの対応をしなければならないだろう。 
単にトラブルを解決すればよい、という問題ではないことがわかると思う。
何が重要であるかは,場面によって,人によって,立場によって全く異なるが、そこまで分かって仕事をしているかどうかが、信頼されるかされないかの分かれ目だと思う。

全く報告なしで黙って作業して3時間で解決するよりも、30分とか1時間ごとに、ちゃんと報告ができて5時間で解決する方が相手にとっては親切だと思う。

このように言っている私も若いころは、これができなかった。
トラブルの対応に集中している時は、それに没頭してしまい、相手が話し掛けることさえ遠慮するような態度で仕事を行っていた。
でも、誰かに言われたわけではないが、ある時にそれではプロ失格だと気が付いた。
誰かが注意してくれていればもっと早く気が付けたかもしれない。。。

プロであれば最初に作業量を見積って進捗状況を報告することで相手に安心してもらう配慮ができないといけない。
仮に自分が何かを購入する場合を考えてみると、最初に値段がわからなかったり、納期がわからなかったりしたら絶対にその店からは買わないだろう。また、最初に提示された納期が遅れても事前に何も連絡がなければその店は信用できないからリピートはしないだろう。

自分のことを待っている人、今自分がやっている仕事が終るのを待っている人がいる場合、
一見意味がないような連絡や報告を欠かさないことが重要である。
信頼を得るために、是非、身に付けたい基本的な行動パターンである。 

自分の頭で考えない人2020年01月13日 20:55

「自分の頭で考えない人」、周りにいませんか?
俗にいう「指示待ちの人」も当てはまると思います。
以前に投稿した”ルーチンワークな人”もそうですね。

指示待ちの人は、指示された仕事の意味や目的を自分で考えていないから”指示されたこと”しかやらない。
相手が何を期待しているか考えない。
単に与えられた作業をやっているだけ。
下手をするとアルバイトやパートの人から指示されてたりする。
これでは、何年たっても成長しない。
それでいて、”給料が安い”なんて言っているのだから手に負えない。

「自分の頭で考える」とは
”自分の頭で考える”人は常に疑問を持っている。
自分の頭で考える=「疑問を持てる」&「疑問を解決できる」

自分の頭で考える人は、仕事を自分で進められるということ。
単に自分勝手に仕事を進めるということではなく、仕事の目的をしっかり理解してそれを達成するための最善のやり方で進めるということ。
要するに”仕事ができる”と評される人。

”自分の頭で考える”人は、適切な解を導き出す力がある。
仕事を進めていく過程では、さまざまな難題にぶち当たる。
それは単純に解決できるようなものではなく、気の遠くなるような調整作業や前提を組み替えまくることにより、少しずつ少しずつ前に進めなければならないことが多い。
普通の人は、「こんなのオレにはどうしようもないや」と投げ出し、誰かに責任転嫁したり、逃げたりする。
「すぐあきらめる」というのは、思考体力がない人(考えない人)の特徴のひとつ。

「自分の頭で考える」人は、そんなことはしない。
わからなくなった時点で、過去の議論を見直し、整理し、知見がある人に聞き、いったいどこがポイントなのか明確に理解しようとする。
どこがボトルネックなのか明確化した後は、それを解決するために全力を尽くす。

日々の仕事の中で、上司から難しい仕事を振られるなどして、粘り強く解を出していく力は鍛えらるが、「疑問を持つこと」は実は難しい。

いちいち疑問を持たなくても仕事は進むし、疑問を持つこと(=考えること)は疲れる。
下手な聞き方をしたら、上司や同僚から不評を買うかもしれない。
しかし、本当の意味で考える仕事をしたいのであれば、「疑問を持つ」ということがファーストステップになる。

自分の仕事の目的が何なのか、一番良いやり方なのか。
まずは、これらの疑問を持つように心掛けたい。

途中で投げ出す人2020年01月08日 23:10

なにかを最後までやりきるのはなかなか困難なこと。
でも、信頼を得るには途中で投げ出さないで最後までやりきることが必要。
些細なことでも途中で投げ出したら信頼はされない。

投げ出す人はやっぱり言い訳が多い。
”だって経験がないから”、”私には難しすぎるから”、・・・
相手にそのように返せば難しいことや面倒なことはやらなくて済むから、無意識に言い訳がましいことを言ってしまうのだろう。
こんな人は信頼を得る前に成長のチャンスさえも失ってしまっている。
あなたの周りにもいませんか。

投げ出さずに一生懸命にやる人には、
周囲のベテランが「こうすればいいよ」などと、手を差し伸べてくれる。
経験がなくても、やり方が分からなくても、自分なりになんとかしようと頑張る。
その投げ出さない姿勢は、周囲の人から大きな信用を得ていく。

仕事をもらうのも、課題を出されるのも、チャンスをもらえるのも、場を提供してもらうのも、
何もかも、相手から大事なものを受け取ったと考える。
そのような考えができる人は、簡単に投げ出すようなことはしない。
そんな「投げ出さない性格」の人は、ものすごく成長の可能性を秘めていて、たくさんの人に愛され信頼されるようになるはず。

”〇〇だからできない”という言葉を使わないように意識するだけで行動が変わり考え方も変わっていく。
”××するにはどうすればよいか”と考えて行動に移す。
それを繰り返して最後までやりきる。
最後までやりきることはすごく大変なこと。
だから、やりきることができれば必ず信頼される。